不思議な対話


68回目

(〜)は私の心を文章化しています。
状況を説明することもあります。

世「こんにちは、行代ちゃん。」
行「こんにちは。」
世「物を選ぶ時に、悩んでしまうのはなぜだろう。」
行「世代さんって優柔不断よね。」
世「ああ、よく言われます。」
前回も『優柔不断』は出たなあ)
行「女っぽいってこと?」
世「それも、たまに言われます。」
行「ふーん。」
世「行代ちゃんはあまり迷わないように見えますが、どうなんでしょう。」
行「そうね。買い物でも迷わないわ。」
世「竹を割ったような性格ですなあ。」
行「竹?」
世「うおっ。行代ちゃんに対して通じないとは思いませんでした。世代差か・・・。」
行「40のオジサンとは、話が通じなくなるのも当然よ。」
世「迷わないコツなんてものがあれば、教えてもらいたいです。」
行「いま、性格っていったじゃない。無理して変えなくていいのよ。」
世「ううーん。そこを何とか。」
行「迷うくらいなら、選ばなければいいのよ。」
世「ええと、選ぶことを放棄して他人任せにするってことですか?」
行「ぜんぜん違う。それじゃあ、何も変わらないじゃない。」
世「説明してくれい。」
行「自分の理想とするものってあるでしょ。それと同じなら買うだけよ。」
世「ああ。行代ちゃんの場合は完全な理想を追い求めているからなあ。
  理想にぴったりの服なら買うってことですかな。」
行「そうね。」
世「どちらかと言うと、運命寄りなのかなあ。」
行「なあに?」
世「既に自分の選択すべきものは初めから決まっていてそれに引き寄せられる
  だけ、というのが完全な運命論。それに近いのかな、と。」
行「理想は私が決めてるんだから違うんじゃないの?」
世「『初めから決まっていて』は神様が決めたという意味を含める場合もある
  けれど、私の解釈では家を出る前には決まっているぐらいの感じです。」
行「世代さんの『運命』の使い方がおかしいのよ。」
世「言葉は流動的さあ。店に行って、これまで見たことも無いものにめぐり
  合った時は迷いませんか?」
行「ぜんぜん。」
世「私はかなり迷うんだけどなあ。買わないってことでしょうか?」
行「買うわ。」
世「ん? それはただの衝動買いでは・・・。」
行「ちがうわ!」
世「わかんねえ。」
行「性格が簡単に変わるって思ってるのがそもそもの間違いなのよ。」
世「確かに、変えるのは容易ではない。しかし、変わる可能性があるからこそ
  挑戦するのです。面白いぞお。」
行「がんばってね。」
世「応援されてるんだか、されてないんだか。」
行「してない。」
世「すっぱり、言うなあ。」
行「竹を割った性格だから。」
世「速攻で自分のものにしてるなあ。」
(竹を割ったようなって誉め言葉だよな。後で怒られるのはいやです。)
行「終わりね。」
世「ああ、そんな時間か。結局、コツ聞いてねえ・・・。」
行「またね。」
世「あいよお。」

次の対話は11月中旬です。

行代ちゃんへのメールは 届きません
なおこのアドレスは行代ちゃんが個人的に
使っているので、私は関知できません。
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