不思議な対話


59回目

(〜)は私の心を文章化しています。
状況を説明することもあります。

世「こんにちは、行代ちゃん。」
行「こんにちは。」
世「ええと、化粧ってどこでしますか?」
行「カガミの前。」
世「ああ、そうだよなあ。」
行「話がふくらんでないわよ。」
世「あのですね、先日タクシーの中で化粧をしている人がいたのです。
  どう思いますか?」
行「そうね。・・・世代さんがタクシーに乗るのはどんな時?」
世「急いでいる時。もしくは、寝坊した時。」
行「でしょ。化粧をする時間もない。でも、スッピンで会える相手じゃない。
  だから、仕方なく化粧していたのよ。きっと。」
世「なるほど。説得力がありますな。行代ちゃんはそういう経験は?」
行「ないわよ。」
世「なぜ?」
行「寝坊しないから。」
世「出たー。完璧主義。」
行「お化けみたいに、いわないで。」
世「すいません。でも、低血圧の方が好かれるチャンスが多いのではないだろうか。」
行「それは、ただ単に世代さんの好みでしょ。私の理想じゃないから。」
世「目覚ましが鳴った瞬間ガバッて起きるより、『うーん』って目をこすり
  ながらゆっくり起きる方が、加点が生じる。たしかに、こりゃ好みだな。」
行「へんなの。」
世「行代ちゃんが起きるときの動きは、気になるなあ。」
行「いやっ。想像しないで。」
世「あー、うん。大丈夫です。話を戻しましょう。電車での化粧はどうですか?」
行「しない。」
世「するとか、しないとかだけでなく、どう思いますか?」
行「人に聞くときは、まず自分からいうべきよ。」
世「減点が生じる。」
行「なんだか説明不足ね。ま、いいわ。電車で化粧をすることがその人の
  理想像なら、それでOK。私が、あれこれ言うことじゃない。チャンスを
  逃すのはいやだから、私はしないけどね。」
(「チャンスを逃すのはいや」は行代ちゃんの口癖かも。第55回参照)
世「チャンスってどんなものでしょうか?」
行「同じ電車に乗ってるってことは、近くに住んでるってことでしょ。
  また、顔を合わせることがあるってこと。それなのに、変な先入観を
  もたれたら損でしょ。」
世「ああ、なるほど。恋愛対象となる人物が目の前にいる可能性がある
  のに、わざわざ減点を生じる行動をとる必要性は存在しない、と。」
行「むずかしく、とらえすぎよ。」
世「でもなあ、そんなにも、機会って減少するのかなあ。ピンときません。」
行「オシャレに無頓着な世代さんは、たくさん逃してるはずよ。」
世「ええー。女性と出会う機会は逃してないはずです。行代ちゃんに会えましたし。」
(行代ちゃんの目が一瞬見開いた、気がした)
行「私みたいな人がたくさんいるわけじゃないけど、逃してるはずよ。」
世「まあ、逃している可能性は0ではない。それは、確かだが・・・うーん。
  ネットでキャラを作って着飾る手法が確立しているからなあ。現実の
  方にまで、手が回らない。」
行「世代さんのあれは、ちょっと・・・。」
世「ああ、ついに行代ちゃんからも指摘が。必殺、秘密主義!」
行「でたー、秘密主義。」
世「くう。お化けに、ネタ奪われた。」
行「お化けっていわないの! 人に先入観持たれるのは嫌いっていったじゃない。」
世「まあそういうわけで、今年もよろしくなのです。」
行「んもう。強引に終わらせるのね。」
世「よろしくぅ!」
行「よ・ろ・し・く、ね。」

次の対話は2月中旬です。

行代ちゃんへのメールは 届きません
なおこのアドレスは行代ちゃんが個人的に
使っているので、私は関知できません。
世代交TAIへの意見は twitter掲示板
お願いいたします。

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