プレイスタイルに影響を及ぼすようなバ…仕様がなかなか みつからなかったカルドセプトセカンドですが、 ファミ通の完全攻略本に、面白い情報が掲載されました。能力値置換 or 能力値変化で 総HPが0になる状態のクリーチャーにバイタリティ or リジェネレート がかかっていると、不思議な現象が起こります。 例えば次のようなケースです。
水土地なしアンダイン+バイタリティ
普通はクリーチャーの能力値変化・置換 発動時に死んでしまうのですが、 この場合は呪い効果(HP+20)が発動し、生き残ります。 この時、攻撃も行われますが 戦闘終了時能力が発動する直前に、必ず死んでしまいます。
水護符なしシンリュウ+リジェネレートこの「クリーチャー能力と呪い効果の発動の合間だけ総HPが0になる」 状態は、PS版の「リリス+チェンジソルブ」状態と酷似しています。 (興味のあるかたはウサギ小屋参照)
摩訶不可思議現象の数々
ちなみに、侵略側クリーチャーの攻撃でHPが0("デス"による即死含む) になった場合、および応援によってHPが0になった場合は、 通常通りその時点で死亡したとみなされます。なお、この現象が見られるクリーチャーは、 ピラリス,マンティコア,アヌビアス, アンダイン,クラーケン,シンリュウ,ムジナ, ギガンテリウム,マスターモンク、 が挙げられます。 (バルダンダースやプロテウスリングで変身する場合も考えると ガルーダも含まれる)
この現象がどうして起こるのか考えてみました。
ただし、これは私の勝手な想像であり、本当にそうプログラムされているかは 開発者のみぞ知る、ということを断っておきます。
- 定義
- まず、最後に必ず死んでしまうことから、 総HPが一旦0になったときに変化する変数があると推測されます。 例えばこれを「死亡フラグ」と命名します。
- 通常、クリーチャーが戦闘開始時に総HP0になった場合、 攻撃は行われずに戦闘終了時の処理が行われます。 これを「死亡スキップ処理」と命名します。
- どちらも判定条件は"総HP=0 or 基本HP=0"であるとします。
- 仮説
戦闘開始時、クリーチャーの能力と、呪い効果発動の間には 死亡フラグ判定だけあってスキップ処理が行われない、と仮定すると、
能力値変化・置換時点で死亡フラグが変化、 しかしスキップ処理は行われず、そのまま戦闘続行。次にスキップ処理が行なわれるタイミング(呪い効果発動直後)には 呪い効果によってすでにスキップ処理条件に合致しなくなっている。
死亡フラグが、即死発動や、ダメージによってHPが0になることによっても 変化するとすれば、死亡時に発動しない or 死亡時のみ発動する 攻撃追加能力の挙動も納得できます。
結論をいえば今回追加された「呪い効果の優先順位」という概念が、 バ…奇妙な仕様の 発生原因となってしまった、といったところでしょうか。余談ですが前作のゴーストについても、能力発動条件が死亡フラグを 参照しているかHPを参照しているかの違いによるものであるとすると、 説明できるかも。(遅過ぎ?(^^;))