不思議な対話


73回目

(〜)は私の心を文章化しています。
状況を説明することもあります。

世「こんにちは、行代ちゃん。」
行「こんにちは。」
世「朝は、さわやかが一番ですな。」
行「世代さんに似合わない言葉ね。」
世「さわやか好青年なのに、似合わないですか?」
行「むさいおじさんが、何言ってるの。」
世「ああ。うーん。むさくはないと、強く主張。」
行「イメージ守るのに必死ね。」
世「いいじゃないですか。で、本題に入りましょう。朝のエレベーターで
  『お先にどうぞ』と言われたのです。」
行「さわやかと、全然つながらない。」
世「まあ、慌てるない。通常の『おはようございます』以外の挨拶ってほとんど
  ないのです。そこに、いつもと違う言葉が流れて来たので新鮮だったのです。」
(実際のところ、通常の挨拶自体も薄らいでいるような気がする)
行「世代さんのことだから、女のひとから微笑まれたんでしょ。」
世「ご名答。手を差し伸べられながらにっこりと。行代ちゃんが発する言葉も
  何かあればお聞きしたいです。」
行「通常の挨拶以外ってのが、よくわからないのよね。」
世「朝起きて鏡見て、『よし。今日もきれい。』とか。」
行「それ、ただの独り言じゃない。」
(「そんなこと言ってないわよ」ではなかったので、本当に言ってるのかも・・・)
世「主に見知らぬ人に対して、言葉を発する瞬間があれば。」
行「そうね。銀行のATMから出た時に誰か並んでたら、『お待たせしました』って言うわ。」
世「マジで! そんな言葉今まで聞いたことがないです。ああ。美人に微笑まれ
  ながらそれ言われると、かなり嬉しい予感。」
行「世代さんは、言葉じゃなくて、笑顔が好きなんじゃないの?」
世「まあ、そうとも言う。でも、言葉も大事。他にも発する言葉があれば。」
行「世代さんは何か言ってないの?」
世「ええと。食べ物屋で、支払後にバイトの方に対して『ご馳走様でした』と言います。」
行「食事終わった時じゃなくて?」
世「接客業は大変なのです。私の微笑みで少しでも癒されれば・・・。」
行「いーやー。」
世「そんな悲痛な叫び、上げなくてもいいではないですか。」
行「私、バイトやめる。」
世「役柄に入り込むな! そして、私の評判を下げることに苦心しないで。」
行「苦しんでないわ。楽しんでるの。」
世「ああ、まあ、そうですよね。私もこの場は楽しんでいますが、文章化の
  ときがちょっと辛いのです。」
行「きゃー。世代さん、すてきー。かっこいいー。きゃー。」
世「ごめん。ほんと、ごめん。私が悪かった。すいません。」
行「わかれば、いいのよ。」
世「他の言葉としては、何かを依頼されたときの『はい、喜んで』かなあ。」
行「世代さん、飲み屋でバイトしてた?」
世「いいえ。そんな経験はございません。」
行「さっきも、接客業は大変とか・・・。」
世「前世では、働いていたのかもしれませんな。」
行「なによ、それー。」
世「いつかATM一緒に行きましょう。」
行「い・や。」
世「つれないのう。それでは、またっ。」
行「またねー。」

次の対話は4月中旬です。

行代ちゃんへのメールは 届きません
なおこのアドレスは行代ちゃんが個人的に
使っているので、私は関知できません。
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お願いいたします。

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