不思議な対話


60回目

(〜)は私の心を文章化しています。
状況を説明することもあります。

世「こんにちは、行代ちゃん。」
行「こんにちは。」
世「今日は、何か言いたそうですな。」
行「世代さん、この間食べ歩きしてたでしょ。」
世「食べ歩き? そんなに何軒もまわった記憶は最近ないです。元々、少食ですし。」
行「そうじゃなくて、食べながら歩いてたってこと。」
世「ああ、それならあります。っていうか見かけたなら声かけてくださいな。」
行「街中で世代さんに近寄りたくないの。」
世「そんな・・・ひどい・・・。」
行「冗談よ。道の向こう側でね、無理だったの。」
世「なるほど。」
行「世代さんのほうこそ、私には気づかなかったのね。」
世「ああ、行代ちゃんの美しさは100km先からでも分かりますが・・・ちょうど
  考え事をしていたのでしょう。もしくは、食べることに集中していたか。」
行「幸せそうに食べてたわ。」
世「ああ、食は人生の3割ぐらいを占めるからなあ。幸せをかみしめないと。」
行「それなら、食べ歩かないで!」
世「え?」
行「食べながら歩くのはだめよ。」
世「それは、行代ちゃんの美意識に反するということですか。」
行「そうね。見た目が美しくないわ。」
世「アイスクリームやクレープを食べる女性は、結構好感が持てるけどなあ。」
行「おやつはいいの。でも、主食はだめ。世代さん、おにぎり食べてたじゃない。」
世「なんだか『お菓子は別腹』理論っぽいなあ。」
(行代ちゃんが少しにらんだ)
行「アイスクリームも、普通座って食べない? 歩いてたら服がよごれそう。」
世「うーん。そうかもなあ。 うおう!
行「急に変な声出さないでよ。」
世「ハンバーガーを食べながら歩いている女性を見て、『美しさが損なわれている
  なあ』と思ったことがあります。それを、思い出したのです。」
行「思い出したぐらいで、叫ばないでよ。んもう。」
世「見た目以外にも、食べ歩きに問題が?」
行「世代さん、食べる時って、なにも聞こえてないでしょ。」
世「ああ、集中しているからなあ。」
行「それがまずいのよ。」
世「幸せに集中して、何が悪いんですかあ。」
行「車に、はねられる。駅のホームから転落する。人と・・・」
世「ストップ。納得です。集中しないようにしないといけないのか。」
行「幸せが減ってるでしょ。」
世「なーるほど。食事でより多くの幸せを得るためには、食べ歩きは排除
  するべきってことですな。」
行「世代さんが、ずいぶん前に食事について計算してたじゃない。」
世「あの計算ねえ。」
(人生80年とすると、年間約千食なので一生で8万食。このうちで本当においしい
 ものは百以下であろう。だから、それぞれの食事を大切にしないといけない。
 ・・・というような話だったと思う)
世「すべての食事を堪能しようという意識は私の根底にあるのです。でも、小腹が
  すくと思わず食べ歩きを行ってしまいます。行代ちゃんはどうやっているのですか?」
行「簡単よ。毎食しっかり食べれば、お腹はすかないわ。」
世「ううーん。私もしっかり食べているはずなんだけどなあ。」
行「もしかして、こっそりダイエットしてる?」
世「んなこたーない。」
行「そうよね。ダイエットしてるなら、耐えられるはずだわ。」
(笑顔を見せる行代ちゃん)
世「くう。トゲが突き刺さるなあ。」
行「痛くない。いたくない。」
世「あはは。ありがとうございます。ではまた〜。」
行「またねー。」

次の対話は3月中旬です。

行代ちゃんへのメールは 届きません
なおこのアドレスは行代ちゃんが個人的に
使っているので、私は関知できません。
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お願いいたします。

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