不思議な対話


54回目

(〜)は私の心を文章化しています。
状況を説明することもあります。

世「こんにちは、行代ちゃん。」
行「こんにちは。」
世「運転免許にあこがれるなあ。」
行「世代さんはまだ持ってないの?」
世「まだですな。秋にはとるかもしれません。」
行「取ってないと損するわよ。」
世「取るだけで20万の損だと思うのです。」
行「世代さんの能力だと30万はかかるわよ。」
世「なにをー。空間把握能力に長(た)けた私に不可能なことはない。」
行「言うのとやるのは大違いよ。」
世「まあ、そうかもしれません。しかしながら、そう言う行代ちゃんも
  苦労しているようですな。」
行「ちゃんと、仮免には通ったわ。」
世「仮免1回目のときは落ちたという噂を聞きました。」
行「どこで聞いたの? それ。」
世「裏ルートで。」
行「ちょっと油断しただけよ。」
(実は、噂などない。カマかけてみたら当たったのである)
世「あーそうだ。これ聞いておこう。バックするときの男性の姿に
  惚れるって本当でしょうか?」
行「そうねー。世代さんは見返り美人って好き?」
世「あー、ううーん。好きと言えば好きかもしれない。熱烈ではないけれど。」
行「その程度ということよ。人それぞれ。」
世「なるほど。・・・あ!」
行「なあに?」
世「う!!」
行「世代さんの無駄なセリフにつきあえるほど、暇じゃないのよ。」
世「行代ちゃんが見返る姿を見たい。」
行「ただではみせないわよ。」
世「32*32は?」
行「1024。」
世「くう。即答かよぉ。」
行「世代さんほど速くないけど、計算はある程度できるわ。」
世「ということは、私が計算できるぎりぎりのラインを突かないと駄目か。」
行「でも、それと見返りと何か関係があるの?」
世「1024倍美しい。」
行「ま、いいでしょ。」
(女心はわからんなあ。これでいいのか・・・。)
世「うおーい。やったー。」
(行代ちゃんは立ち上がって、見返った)
行「どう?」
世「いい。ひねり具合がいい。」
行「相変わらずボキャブラリーが少ないのね。」
世「よいものはよい。他に言葉は要らないのだ!」
(行代ちゃんは元の位置に座った)
行「今うまいこと、いったわね。」
世「沈黙は金です。はい。」
行「だまってたら、この対話すすまないじゃない。」
世「ははは。そりゃそうだ。今日はこのへんで終わりますか。」
行「またね。」
世「またなのです。」

次の対話は9月中旬です。

行代ちゃんへのメールは 届きません
なおこのアドレスは行代ちゃんが個人的に
使っているので、私は関知できません。
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