不思議な対話


53回目

(〜)は私の心を文章化しています。
状況を説明することもあります。

世「こんにちは、行代ちゃん。」
行「こんにちは。」
世「今日は、右とか左とかの話だそうで。」
行「世代さんは自分の顔の右と左のどちらが気に入ってるの?」
世「ええ? どちらかという意識はないなあ。しいて言えば両方。」
行「写真撮るときには? 前の方になるのは右? それとも左?」
世「ううーん。そう言われると、右が前かなあ。」
行「それじゃあ、右なのよ。無意識みたいだけど。」
世「ということは、行代ちゃんは意識しているということですか。」
行「もちろんよ。写真ってずっと残るじゃない。きれいな方を
  残したいのは当然よ。」
世「なるほど。そりゃそうだ。で、行代ちゃんはどちら側がきれいなんですか?」
行「左よ。」
(行代ちゃんはちょっと、ふくれっつら。)
世「いや、そんな、『見て分かるでしょ』てな顔をされてもなあ。」
行「今日は鏡を持ってきたのよ。」
世「ああ。その板はそういうことでしたか。」
行「ほら。左の方が、よりきれいでしょ。」
(行代ちゃんは鏡を持って顔の右側を隠した)
世「ああ、真ん中からずれてます。もっと右・・・。」
行「こう?」
世「あ、いや、行代ちゃん側で言えば左。」
行「んもう!」
世「調整難しいな。私が鏡持ちますです。」
行「はい。」
世「ふうむ・・・。右側も見ます。」
(世代は鏡で行代ちゃんの顔の左側を隠した。っと手が滑った)
行「ちょっと! 私の鼻、つぶそうとしたでしょ。」
世「あう。すいません。行代ちゃんの鼻高いなあ。私も高い方なんだが。」
行「低すぎると、私には似合わないわよ。」
世「似合わないと言うか、骨格で確定するはずなんですが。」
行「きれいになりたいと思えば、ちょうどよい高さになるのよ。」
世「ありえねー。」
行「それで、右と左、どうだった?」
世「どちらも見慣れない顔でした。普通が一番きれいだなあ。」
行「普通って?」
世「右側は右で、左側は左。って説明になってるのか? これ。」
行「わかるけど、でも、正面からの写真はあんまり好きじゃないの。」
世「2次元と3次元では見え方が違うからなあ。
  右か左かで言えば、左側の方がきれいでした。」
行「やっぱり。」
世「もちろん、右側もきれいでした。」
行「そんなフォローはいらないわよ。」
世「あい、すみません。」
行「世代さんも頑張ってね。」
世「右側と左側。研究の価値がありそうです。」
行「やっだー。世代さんが言うとナルシストみたい。」
世「うへえ。鏡を見て、にやけるような人じゃないですよぉ。」
(疑いのまなざしが降り注ぐ)
行「これ以上は突っ込まないでおくわ。」
世「うい。終わりますか。」
行「まったねー。」
世「はあーい。」

次の対話は8月中旬です。

行代ちゃんへのメールは 届きません
なおこのアドレスは行代ちゃんが個人的に
使っているので、私は関知できません。
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