不思議な対話


47回目

(〜)は私の心を文章化しています。
状況を説明することもあります。

世「こんにちは、行代ちゃん。」
行「こんにちは。」
世「行代ちゃんは好きな色ってありますか?」
行「にじいろ。」
世「え?」
行「虹よ。雨上がりによく見かける虹。」
世「あ、はい。それはわかるのですが・・・。」
行「それじゃあ、なあに?」
世「想定外の答えでしたので、驚いているわけです。」
行「ふーん。」
世「虹の7色とも好きということでしょうか?」
行「7つに分けるんじゃなくて、虹そのものが好きなのよ。」
世「は、はあ。なるほど。」
行「わかってないでしょ。」
世「新しい考えに到達するには時間がかかるものなのです。」
行「どういう答えを予想してたの? 例えば赤だったら?」
世「あなたの前世は牛です。」
行「青だったら?」
世「あなたの前世は魚です。」
行「パープルだったら?」
(ええ? むらさき??)
世「あなたの前世は・・・。」
行「考えてなかったみたいね。しかも、適当に言ってるでしょ。」
世「赤、青、ときたあとにパープルはありえない。」
行「パールの方がよかったかしら。」
世「余計に意味が分かりません。」
行「真珠よ。」
世「分かってます!!」
行「わからないって言ったじゃない。」
世「言葉のあやです。はい。」
行「でも、牛って色を認識できないらしいわよ。」
世「ほえ。そうなのですか?」
行「ずいぶん前にテレビで・・・違うわ。世代さんが前に言ってたのよ。」
世「なにー!! 記憶にございません。」
行「政治家ね。」
世「政治家というか、加齢による忘却ですな。」
行「んもう。忘れすぎよ。」
世「時代の潮流に乗るためには、新しいことを吸収しなければ
  ならないのです。その分、古いことは忘れます。」
行「流行を追ってるの? 世代さんが?」
(行代ちゃんの目が「ありえない」と言っていた)
世「もちろん、そんなものは追わない!」
行「言ってることが矛盾してるけど。」
世「よって、背理法により最初の仮定は誤り。私の忘却は
  存在しないことが示された。」
行「理屈ばっかり。やっぱり、政治家じゃない。」
世「まあ、そういう見方もありますな。」
(読者に政治家がいないことを切に希望いたします)
行「世代さんそのものが、存在しないんじゃない?」
世「う。何をおっしゃいますことやら。」
行「いない人としゃべってても、しょうがないわね。」
世「まあ、例えいないとしても行代ちゃんとこうして話せる
  のは幸せです。」
行「・・・。」
(行代ちゃんの目が一瞬光った)
行「今日はここまでね。」
世「あいよ。また次回もよろしくなのです。」
行「まったねー。」

次の対話は2月中旬です。

行代ちゃんへのメールは 届きません
なおこのアドレスは行代ちゃんが個人的に
使っているので、私は関知できません。
世代交TAIへの意見は twitter掲示板
お願いいたします。

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