不思議な対話


45回目

(〜)は私の心を文章化しています。
状況を説明することもあります。

世「こんにちは、行代ちゃん。」
行「こんにちは。」
世「突然ですが質問です。ジャジャン。」
行「どうしたの? 効果音なんかつけて。」
世「特に意味はございません。」
行「ノリノリね。」
世「では、質問。行代ちゃんは犬と猫どちらが好きですか。」
行「どちらかといえば、犬かしら。」
世「おおー。」
行「で、何かわかるの? 性格?」
世「いいえ。あなたが犬好きということがわかりました。」
行「何それ。」
(行代ちゃんは、かなりのあきれ顔でした)
世「いえーい。」
行「世代さん大丈夫? 頭うった?」
世「失礼な。万事順調であります、隊長。」
行「それじゃあ世代さんは、犬と猫どっちが好きなの?」
世「私はかわいいければOKです。かわいくないものはアウトです。」
行「ほんとに、かわいいもの好きね。」
世「かわいいものは見逃さないぜ!」
行「いや、ぜんぜん駄目よ。その動き。」
世「あれー。おっかしいなあ。」
行「おかしいのは世代さんの頭でしょ。」
世「まあ、行代ちゃんもかわいいから好きです。」
行「あ、そう。」
(うわ。普通にスルーされた。ここはスルー返しだ!)
世「あ、そう。」
行「・・・。」
世「・・・・・・う。あー、話を戻しましょうか。どうして犬が好きなのですか。」
行「たぶん、お父さんっぽいからかな。」
世「ほう。犬の顔がですか?」
行「そうよ。」
世「たしかに『父の顔をした猫』は、いないよなあ。」
行「なんとなく、ほっとするの。」
世「ふうむ。私のかわいい分類では出てこないとらえかただなあ。」
行「それと、ふさふさも気持ちよさそう。」
世「ああ、それは私もそう思います。ふさふさふさふさ。」
行「世代さんって、かつら?」
世「と、突然何を言いますことやら。」
行「ふと思っただけよ。そんなにあわてなくてもいいじゃない。」
世「慌ててないです。大丈夫です。いたって冷静です。」
行「それならいいんだけど。」
(行代ちゃんの目は、全く納得していなかった)
世「猫は嫌いなのでしょうか?」
行「嫌いじゃないわよ。」
世「こたつで丸くなる猫が私は好きです。」
行「かわいいの?」
世「いや、見たことはないです。」
行「それじゃあ、わからないじゃない。」
世「想像すると、ああかわいいなあと。」
行「それを妄想というのよ。」
世「的確ですなあ。」
行「最初のノリが完全になくなってるわね。」
世「いつのまにか、いつもどおり。」
行「かつらのせいね。」
世「いや、もうちょっと前だったと思うのですが・・・。」
(こうやって文章化してみると、スルー返しの部分であることが明白ですな)
行「ごまかしても駄目よ。」
世「って、疑惑が晴れないまま時間ですか。」
行「そうみたいね。次も楽しみにしてるから。」
世「わかりましたー。ではまたー。」
行「またね。」

次の対話は12月中旬です。

行代ちゃんへのメールは 届きません
なおこのアドレスは行代ちゃんが個人的に
使っているので、私は関知できません。
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