不思議な対話


41回目

(〜)は私の心を文章化しています。
状況を説明することもあります。

世「こんにちは、行代ちゃん。」
行「こんにちは。」
世「もう夏だなあ。」
行「ボーナスの時期ね。」
世「んー、そう言えばそうだなあ。」
行「理系の人の収入が多いってほんと?」
世「たしか、前にそんな記事を新聞で読んだ気がします。」
行「じゃあ、思い出してよ。」
世「えーと、少しお待ちください。」
行「わたーし、まーつーわっ。」
(行代ちゃんが急にメロディにのせた発言をした)
世「うわぁ。びっくりしたぁ。」
行「最近のマイブーム。」
世「歌うのがですか?」
行「そうよ。で、思い出したかしら?」
世「理系年収平均が560万、文系年収平均が550万とか
  そんな感じでした。たった10万しか違いません。」
行「たったの? 本当にそう思ってるの?」
世「2%程度ですから、そんなに差がないと思うのです。」
行「じゃあ、世代さんは私に毎年10万円くれるの?」
世「あー、いや、うーん。」
行「たったの10万円って、いったじゃないの。ねっ。ちょうだい。」
世「ううー。すいません。10万は大きいです。」
行「そうよね。北海道6泊7日もできるぐらい高額よね。」
世「でもなあ。この統計を鵜呑みにするのはどうかと思うのです。」
行「どうして? 新聞にのってたってことは、ちゃんとしたところが
  調べたんでしょ。」
世「サバを読んでいる可能性があります。」
行「サバ読んでるのは世代さんじゃない。」
世「年齢ではなく、金額でサバを読んでいる可能性があると思うのです。」
行「くわしく説明してちょうだい。」
世「行代ちゃんの年収が490万だとします。年収はいくらですか
  と聞かれたらどう答えます?」
行「490万円。」
世「そうか、ふむふむ。私は500万と答えます。」
行「なんで? どうしてそうなるの?」
世「なんというか、こう・・・見栄をはりたいからです。」
行「世代さんらしいわね。」
世「うっ。」
行「世代さんは、嘘つきのくせがあるからそうなるのね。私は
  そんなこと考えもしなかったわ。」
世「ひどいなあ。」
行「本当のことをいったまでよ。」
世「うがった見方をすれば、この統計は『理系の人は、見栄を
  はっている』ことを示していると考えることもできるのです。」
行「見栄をはるのは、世代さんだけでしょ。」
世「そうなのかなあ。」
行「そもそもこれは、街頭でアンケートしたわけじゃないんでしょ。」
世「うむ。たぶん、文書です。」
行「だったら給与明細のコピーとかで、正確な数値を出したはずよ。」
世「ふうむ。サバ読み路線は駄目か。」
行「全然、ダメね。」
世「いや。まだ、別の可能性もあります。理系の方が長時間労働して
  いるのかもしれません。」
行「そうかしら?」
世「理系の人は、徹夜で働いているイメージがあります。」
行「私の理系のイメージは・・・」
(行代ちゃんが、メガネをクイッと上げる動作を見せた)
行「『それでは、私は帰りますので』って定時に帰る。そんな人だけど。」
世「ああー。いるかも。」
行「そうでしょー。」
(二人で笑いあう)
世「むむ。・・・今まで言ってないよな。故意に隠してますか?」
行「なんのこと?」
世「行代ちゃんも、どちらかといえば理系という事実です。」
行「ばれちゃったみたいね。」
世「文系の味方であるかのような、発言をしておいて・・・うまいなあ。」
行「私は、みんなの味方よ。そして、世代さんの敵。」
世「敵ですか!」
行「そうよ。」
世「うひぃ。まいったわい。」
行「10万円くれるなら寝返ってもいいわよ。」
世「ははは。うまくやられました。今日はこのあたりにしますか。」
行「そうね。またよろしくね。」
世「また、会いましょう。」

次の対話は8月中旬です。

行代ちゃんへのメールは 届きません
なおこのアドレスは行代ちゃんが個人的に
使っているので、私は関知できません。
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