不思議な対話


29回目

(〜)は私の心を文章化しています。
状況を説明することもあります。

世「こんにちは、行代ちゃん。」
行「こんにちは。」
世「ん?ちょっとやせましたかな?」
行「そんなお世辞を言っても無駄よ。」
世「別に思ったことを言っただけです。」
行「ふーん。今回は鼻血は出さないでね。」
世「もうその話はいいです。出ません。出ませんったら出ません。」
(鼻血にピンと来ない方は前回の対話をご覧下さい)
行「それじゃあ今回の話はどうしたいの?」
世「先日、肉じゃがを作ってみたのです。」
行「それで?」
世「作る手順が猛烈に簡単でした。『肉じゃがを作れる女性が人気』の
幻影に落胆したのです。」
行「それは男の人が勝手に作り出した像でしょ。」
世「そう・・・かもしれませんな。」
行「それに躍らされる女性が、さらにいけないのよ。」
世「はあ。」
行「それにしても、肉じゃがってそんなに簡単だったかしら?」
世「材料切って、調味料を投入して、落としぶたして10分待つだけです。」
(先週も作成したがやはり簡単だと思うのです)
行「それだけ?おかしくない?」
世「『きょうの料理』の本に書いてあるとおりですから間違いございません。」
行「NHKの?」
世「そうそう。NHKの本は最高です。」
行「何か違和感があるのよ。」
世「気のせいではないでしょうか。もしや、行代ちゃんは肉じゃが作ったこと
なくて適当に言っているのではないですかな?」
行「そんなわけないじゃない。」
世「その強い否定が怪しいぞ。」
(行代ちゃんがちょっとあきれ顔になった)
行「あのねえ。私は一通りできるのよ。」
世「す、すいません。」
行「肉じゃがは、アク抜きに少しだけ手間取った記憶があるんだけど。」
世「アク抜き?」
行「最後の煮る時にするでしょ。」
世「え。ええ、まあ。」
行「世代さんは楽だったの?」
世「・・・。」
行「アク抜きしてないの?」
世「面倒なことは省きます!」
行「そういうことだったのね。」
(注・あとで調べると本にもアク抜きの指示は明記されておりました)
世「アク抜きは手間の割には、味として報われない気がするのです。」
行「世代さんはちゃんとアク抜きしたことがあるの?」
世「最初、やってもやらなくても同じだったのでそれ以降してません。」
行「どんな料理でも?」
世「はい。当然であります。」
行「あきれた。」
世「ちゃんとやると変わるのかなあ。」
行「そりゃあ、変わるわよ。少しにごったような味が抜けるんだから。」
世「にごりかあ。」
行「ちゃんとアク抜きした料理を食べれば、その違いが分かるはずよ。」
世「食べる機会ないっす。」
行「嘘ばっかり。外食三昧なんでしょ。」
世「最近は違いますよお。」
行「世代さんの舌おかしいんじゃない?」
世「なんと失礼な。そんなことはありません。」
行「でも、今の話だとどう考えてもおかしいわよ。」
世「まあ、よく言われますけど。」
行「やっぱりそうなのね。」
世「ちがうぅぅぅ。」
行「むなしい叫びね。」
世「料理についてはこれからも修行しつづけます。」
行「がんばってね。応援はしてるから。」
世「はい。ありがとうございます。」
行「でも、絶対食べないからね。」
世「ひ、ひどい。」
行「当然よ。」
世「っともう時間か。これにて終了しますかな。」
行「うん。終わりにしておいてあ・げ・る。」
世「それでは、またなのです。」
行「次もよろしくね。」

次の対話は8月中旬です。

行代ちゃんへのメールは 届きません
なおこのアドレスは行代ちゃんが個人的に
使っているので、私は関知できません。
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