不思議な対話


24回目

(〜)は私の心を文章化しています。
状況を説明することもあります。

世「こんにちは、行代ちゃん。」
行「こんにちは。」
世「ふー。」
行「どうしたのよ。ため息なんかついちゃって。」
世「ん? そんなもの、ついてました?」
行「ついてたわよ。顔色もなんだか暗いみたい。」
世「うーん。最近のニュースを見ていると、夢も希望も
ないのかなあって、思いまして。」
行「世代さんにしては、珍しく悲観的ね。」
世「いつも、楽観的というわけにはいきません。
 私でも、気分は波打って変化するのです。」
行「ふうん。」
世「行代ちゃんはこういう考えになりませんか?」
行「こういうって、どんなの?」
世「いや、ですから、夢も希望もないなあ、という感じ。」
行「なるわけないじゃない。」
世「やっぱり・・・。」
行「いけないの?」
(行代ちゃんが世代をにらむ)
世「いえいえ。いけないなんて、とんでもない。羨ましいのです。」
行「それならいいのよ。夢は大切よ。」
世「ええ、はい。その通りです。」
行「年を取ってから夢を膨らませても実現しづらいことが多いんだから。
 今のうちに、たくさん考えておいて少しでも夢に近づけばいいのよ。」
世「若いねえ。」
行「世代さんだって、まだまだ十分若いじゃない。」
世「うい〜。ありがとうございます。」
行「『夢はない』って言っても、ちゃんとあるんでしょ。」
世「まあ・・・あることにはありますよ。」
行「ほら。言ってみたら、どう?」
世「ううむ。・・・では、大きく言います。フィールズ賞をとりたいです。」
行「なにそれ?」
世「あいたたた。分かりやすく言えば、ノーベル数学賞です。」
行「思い出した。そっか。あれね。本当に大きいわね。」
世「賞をもらえる限界の年齢が40歳前後なのです。」
行「あと少ししかないじゃない。」
世「・・・少し。言われてみれば、そりゃそうだ。」
(世代は力なく笑う。)
行「がんばってね。」
世「はい。がんばります。では、行代ちゃんはどんな夢を?」
行「私は、人を惹きつける絵を書きたいの。」
世「おおー。なるほどねえ。」
行「絵を書いていると幸せな気分になれるの。それが、見る人にも伝わる
ような絵を書きたいわ。」
世「ふむふむ。行代ちゃんなら、きっと出来ます。」
行「ありがと。世代さんは悲観してたけど、みんなが夢を目指すようになれば
 世の中は少しづつ良くなると、私は思ってるのよ。」
世「いいこと言いますねえ。」
行「私はいつも、いいことしか言ってないじゃない。」
世「ははは。そうですな。行代ちゃんはいいことしか言いません。」
(二人で笑いあう)
行「でも、やっぱり・・・。」
世「何でしょう?」
行「世代さんの賞獲得は無理でしょ。」
世「ひでー。私にも夢を持たせてくださいよ。前言撤回。『行代ちゃんは
酷いことも言う』にします。」
行「ご自由にどうぞ。」
世「今回は、これまでということで。」
行「今日も楽しかったわ。」
世「ではまた。」
行「またね。」

次の対話は3月中旬です。

行代ちゃんへのメールは 届きません
なおこのアドレスは行代ちゃんが個人的に
使っているので、私は関知できません。
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お願いいたします。

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