不思議な対話


21回目

(〜)は私の心を文章化しています。
状況を説明することもあります。

世「こんにちは、行代ちゃん。」
行「こんにちは。」
世「最近、寒いですなあ。」
行「世代さんのギャグが? それは、元からでしょ。」
世「違います。気温が、ですがな。」
行「あら、そう。」
世「そもそも、私がギャグを言うことは皆無です。」
行「寒いから、言わないんでしょ。やっぱり、当たってるじゃないの。」
世「ううむ。そりゃあまあ、寒いと言えば寒いですが。」
行「だったら、『違う』なんて言ったら駄目じゃない。自分に正直にならないとね。」
世「別に私はコメディアンではないのですから、うけなくても構いません。」
行「開き直ったわね。」
世「いけませんかな?」
行「いけないに決まってるじゃない。」
世「なぜでしょうか。」
行「私が嫌だから。」
世「ははは。曇り一つない論理ですな。」
行「嫌なものは嫌。それだけよ。」
世「すごいストレートですなあ。」
行「逆に世代さんは、曲がりすぎよね。」
世「まあ、そうですな。Aを言うために、Bを言って一旦Xに飛ばないと、気がすみません。」
行「たまに、何言いたいのかわかんなくなる。」
世「少し辛抱すれば、目標にたどり着きますがな。」
行「でも待ってても、結論はほとんど下らないのよ。」
世「ああ、それは致命的。ってそれを言ったらいけませんがな。」
行「ノリツコッミはまだまだ。コメディアンとして失格みたいね。」
世「繰り返しになりますが、合格する必要はないです。はい。」
行「そう言うけど、これが面白くないとやってる意味ないんじゃないの?」
世「うっ。痛いところをつきますな。」
行「私はいつも直球だから。」
世「うまいのお。まあ、私の曲がっていく過程を楽しんでもらえれば幸いです。」
行「世代さんの曲がる例も出しておいたらどう?」
世「そう、言われても急には・・・。」
行「適当でいいのよ。」
世「では、結論を考えずに進みます。」
行「はいどうぞ。」
世「干し柿は美味しいねえ。」
行「いきなり何よ。いつも以上に唐突でびっくりしたわ。」
世「昨日食べて美味しかったのを思い出しただけです。」
行「ふーん。そうだったの。」
世「ここで俳句をひとつ。柿食えば鐘が鳴るなり・・・。」
行「大徳寺!」
世「うわっ。そう来ましたか。」
行「法隆寺じゃないほうがいいんでしょ?」
世「私は、あの舞台から飛び降りる寺を言いたかったのです。
  しかし、つたない記憶力のせいで名前が思い出せませんでした。」
行「清水寺のこと?」
世「おおお。その通りです。」
行「清水寺だと字数が合ってないから駄目よ。」
世「そのようですな。」
行「で?」
世「以上です。」
行「は? 終わりなの?」
世「続行は不可能です。」
行「やっぱり、結論は下らないのよね。」
世「ですから、過程を楽しむのです。」
行「面白かったかどうかもわかんなくなってきた。」
世「ああ。世代ワールドに飲み込まれていますな。」
行「いやよ、そんな世界。」
世「酷い言い草だねえ。」
行「もう、終わりにしましょ。」
世「了解です。終わりましょう。」
行「じゃあ、また今度ね。」
世「はい。また次回です。」

次の対話は12月中旬です。

行代ちゃんへのメールは 届きません
なおこのアドレスは行代ちゃんが個人的に
使っているので、私は関知できません。
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