不思議な対話


19回目

(〜)は私の心を文章化しています。
状況を説明することもあります。

世「こんにちは、行代ちゃん。」
行「こんにちは。」
世「はふぅ。」
行「どうしたのよ。変なため息なんかついちゃって。」
世「笑顔っていいなあと思っておりました。」
行「それはまた、唐突ね。」
世「夏は人と会う機会が多かったのです。」
行「それで?」
世「会った人たちの笑顔が、輝いていたなあって。」
行「思い出に浸っていたわけね。」
世「思い出と言うほど、昔の話ではないですが・・・。まあ、
そんなところかもしれませんな。どちらでもいいです。」
行「いつもながら、中途半端ね。」
世「そうです。私はいつでも中途半端です。」
行「それで、私の笑顔はどうなの?」
(行代ちゃんがあやしく微笑む)
世「そうですなあ。輝いていますよ。」
行「それ、お世辞で言ってない?」
世「いえいえ。めっそうもない。我輩は正直者なり。」
行「世代さんは、いつも大嘘つきじゃないの。」
世「ん〜ん〜。本当に輝いていますってばさぁ。」
行「じゃあ、信じてあげる。でもやっぱり言い方が
中途半端ね。歯切れが悪い人は嫌われるわよ。」
世「その点に関しては重々承知しております。」
行「それなら、いいんだけど。」
世「さて、私の笑顔はどうですかな?」
(世代がなんとなく笑う)
行「最悪よ。」
世「は? え?」
行「いやらしさが前面に出ているから駄目なのよ。」
世「うぐぅ。ストレートに批判してきましたな。」
行「見えたものをそのまま表現しただけよ。」
キキーッ!!(外から聞こえた音)
世「・・・。」
行「・・・。」
世「ブレーキ音だけで、衝突音がない。ということは・・・」
行「死人は出てないわね。」
世「そんな簡単には死にません。そこの信号かなあ。」
行「違うわ。きっと無断歩道よ。」
世「あの〜。今なんとおっしゃいました?」
行「無断歩道よ。横断歩道のないところを無断で渡る。」
世「はは〜ん。何となく分かりました。」
行「何となくってどっちよ。 分かったの?分からないの?」
世「こ、これ以上私の中途半端さには突っ込まないで
下さいな。話が進みません。」
行「話題を笑顔に戻せばいいの?」
世「はい、そうです。」
行「世代さんでも、この人の笑顔はちょっと・・・ って思うことない?」
世「森さん・・・かなあ。」
行「モリ・ハナエ?」
世「違いますがな。森首相です。」
行「・・・。」
世「何か問題でも?」
行「世代さんが『ああ、元SMAPの。』と言って、
私が突っ込む。これを期待していたのよ。」
世「私はそのような高度な技術を持ち合わせてはおりません。
だいたい、モリ・ハナエと言われているのにSMAPまで
ひらめきません。」
行「そこが腕の見せ所なのに。」
世「毎度思うことですが、行代ちゃんの思考は読めないねえ。」
行「読めないと決め付けるからいけないのよ。」
世「でも、さっきのは飛びすぎ。」
行「そう?」
世「100人中99人ぐらいはそう思うはずです。」
行「そんなに読んでる人いないんじゃない?」
世「ぐはあ。こ、これは確率の話であって別に100人読んで
いようがいまいが関係ないことでして。」
行「焦りを顔に出すようじゃ駄目ね。こんな時こそ笑顔よ。ほら。」
(ふんばる世代)
世「ここで笑顔を見せると激しい突っ込みが来そうなので
やめておきます。」
行「少しは心を読めるようになってきたわね。」
世「おお。なるほど。自信をつけたところで今月は終わりますかな。」
行「それじゃあ、またね。」
世「はいよ。また次回です。」

次の対話は10月中旬です。

行代ちゃんへのメールは 届きません

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