不思議な対話


12回目

(〜)は私の心を文章化しています。
状況を説明することもあります。

世「こんにちは、行代ちゃん。」
行「こんにちは。」
世「最近はますます寒くなってきましたが、お元気でしょうか。」
行「今日は、よそよそしいのね。見れば分かるじゃない。この通り元気よ。」
世「そのようですな。」
行「何かたくらんでいるわね。」
世「別に、何も。」
行「隠しても無駄よ。」
世「じゃあ、・・・やっぱやめ。」
行「引っ張るだけ時間の無駄なんだから、早く言ってよ。」
世「では、言います。今日は何も考えていないのです。」
行「考えると読まれるから、無心で行くつもりね。世代さんにしては、やるわね。」
世「いやいや、そうではなくて。」
行「?」
世「その表情は、久しぶりに見ました。いい表情ですな。」
行「話をそらしてるでしょう。」
世「いつの間にか、それそうになっていました。元に戻します。実は、計画的に
『考えていない』のではなく、何も浮かばなかったのです。」
行「あきれた。」
世「そうか、これを隠しておけばうまくいったのか。しまったあ。」
行「もう、手遅れよ。」
世「そのようですな。ううむ。何かいい流行りのものでもありますか?」
行「『10年後でも楽しめるように流行りものの話題は避けよう』って、 世代さん言ってたよね。」
世「あ、そうでした。対話スタート前に、そう言っていたのでした。」
行「大丈夫?」
世「駄目駄目ですな。」
行「そんなことじゃ、愛想つかされるわよ。」
世「誰に? 独り者の私が。」
行「そうだったわね。そんな感じだから、最初から誰も好きにならないわね。」
世「ひどい言い草だなあ。もう、いいです。私はずっとこのまま行きます。」
行「ついに、開き直ったわね。」
世「ひどいことを言われないなら、開き直らなくてもいいのですが。」
行「私のせいってこと?」
世「そうは言ってませんよ。ふふふ。」
行「それで、ずっと1人で生きていくのかしら。」
(何を言っても、行代ちゃんはダメージがないな)
世「たぶん。」
行「孤独ね。」
世「孤独を愛して50年!」
行「予想以上に意思が固いみたいね。」
世「『50年』も考えていれば、固くもなります。頑固者です。」
行「固そうだけど、実はもろいんでしょ。」
世「さあ、分かりません。」
行「孤独がよくても、好きなタイプとかはあるでしょ。言っておいて損はないわよ。」
世「わはは。損得でこの対話は、やっていません。」
行「『かーわーいーいー』って言う人とか?」
世「行代ちゃんがそれを言うと怖いですな。」
行「怖いかしら。」
(するどく、にらまれる)
世「いえ、怖くないです。」
行「十分怖がってるじゃない。これぐらいの、演技に騙されちゃ駄目よ。」
世「はあ、演技ですか。真に迫りすぎです。」
行「で、タイプは?」
世「そうだなあ。2面性のある人かな。」
行「2面性?」
世「要は、表と裏のある人です。」
行「普通、表裏のある人は嫌われるんじゃないの?」
世「なぜか、惹かれます。」
行「へんなの。」
世「私は相当、変なのです。」
行「ちょっと待って。好きな人のタイプの話って前にしなかった?」
世「ん? そういえば、行代ちゃんのタイプが24時間働ける人って・・・。げげえ。」
行「世代さんが何も考えてこないから、こうなるのよ。」
世「これは、大失敗です。私は記憶力が弱いから、いつか起こるとは思っていました。 でも、予想以上に早かったです。」
行「やっぱり、駄目駄目ね。やりなおす?」
世「いや、反省の意味もこめてこのまま載せます。」
行「そうね。分かったわ。」
世「では、今月はここまでにしておきましょう。」
行「ほら、泣きそうな顔しないで。じゃあ、またね。」
世「では、また来月。」

次の対話は3月中旬です。

注・行代ちゃんのタイプは6回目で発表されていますが
私のは発表されていません。かろうじて、セーフです。

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