調理実習室

あらかじめ断っておきますが、プラスではプログラムの変更が 行われているため、EXPANSIONとプラスでは起こる現象が異なっています。

ブラッドプリンには援護クリーチャー吸収という能力が備わっています。 この能力がなかなか曲者で、

  1. 援護クリーチャーのHPだけMHPが上昇する(最大80)
  2. 吸収した時に総HPが80を越えていると、基本HP80・補正HP0になる。
  3. MHPが80を越えているとあたかも上限がそのMHPであるかのような振舞をする

など、なかなか変わった特性を持っています。

それだけであれば特に問題はないのですが、

「変身クリーチャーは変身すると援護による能力値変化が消える」
という性質と組み合わせると奇妙な現象が起きます。 例えば
ドッペルゲンガー + ザ ハンド vs ブラッドプリン + 援護クリーチャー
を想定します。 前作の場合は、次のようにして説明しました。

援護クリーチャー吸収は、

  1. MHPをたし合わせ
  2. MHPが80を越えていたらそれを80に修正する
能力と仮定します。で…もし
  1. MHPに援護クリーチャーによる能力値変化を足す
    (何も考えずに"MHP=総HP"の代入を行っただけ?)
  2. (元のMHP+援護クリーチャーのMHP)>80 なら多い分だけMHPから引く
という形で書かれているとしたら?
実際のMHPは10なのに80を越えていると判断されて、MHPが天引き されることになります。

しかし、プラスではプログラムが変更されたようで、おそらく

  1. MHPに援護クリーチャーのMHPを足す
  2. (元のMHP+援護クリーチャーのMHP)>80 なら多い分だけMHPから引く
というように変更されたのではないかと考えています。 この方が処理1,2の統制がとれていて美しいですね。

ちなみに、その他の上昇系クリーチャー(ヴァルキリーなど)も限界(80)を 越えた場合は能力が発動しても上がらなくなるんですが、この場合も 同じような対処をしているのでしょう。


戻る